アダルトグッズができるまで!製作工程などを調べてみました
アダルトグッズ。普段、何気なく(?)目にしたり使ってみたりするものですが、「これ、一体どうやって作られているんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
精巧な形やデザイン、驚くほどリアルな質感。
実はその裏側には、高度な職人技と最新のテクノロジー、そして徹底した品質管理の世界が広がっています。
今回は、知っているようで知らない「アダルトグッズの製造工程」について、世界で最も大きなアダルトグッズ製造会社の「Doc Johnson(ドック・ジョンソン)」を例に徹底解説!
始まりは「妄想」と「分析」から。企画・設計

アダルトグッズ作りは、まず「どんな快感を提供したいか」というコンセプト決めから始まります。
市場のニーズを掘り起こす
メーカーの企画担当者は、SNSの声や販売データのトレンド、さらにはユーザーのニッチな要望を分析します。
「もっと柔らかいほうがいい」「この部分に刺激が欲しい」といった、目に見えない「欲望」を具体的な形に落とし込んでいく作業です。
細かな設計
コンセプトが決まると、次は設計図の作成です。
ミリ単位の凹凸、内部構造の複雑なひだ、手に持った時のフィット感などを3D CAD上で構築していきます。
特に内部構造は、挿入時の摩擦や空気圧を計算し尽くした「工学的な設計」が求められます。
形を具現化する「金型」と「試作」

設計図が完成したら、次はいよいよ物理的な形にする段階です。
金型(かながた)の製作
製品の「器」となる金型を作ります。
これは金属のブロックを精密に削り出したもので、一度作ると修正が難しいため、極めて高い精度が求められます。
金型の良し悪しが、製品の表面の滑らかさやバリ(余分な突起)の有無を左右します。
納得いくまでのプロトタイプ製作
金型を作る前に、3Dプリンターなどでプロトタイプ(試作機)を作成することも多いです。
開発スタッフが実際に触り心地を確認し、「もう少し弾力が必要だ」「この突起は強すぎる」といった修正を何度も繰り返します。
この試行錯誤こそが、ヒット作を生む鍵となります。
素材の魔法。シリコンとエラストマーの秘密
アダルトグッズの肌触りを決めるのは、なんといっても「素材」です。
主に使われるのは、シリコンやTPE(熱可塑性エラストマー)と呼ばれる素材です。
安全性と質感の両立
直接肌に触れるもの、あるいは体内に使用するものだからこそ、素材の安全性も大切です。
医療グレードのシリコンが使われることも少なくありません。
また、素材の「配合」はメーカー秘伝のレシピ。
オイルの含有量を調整することで、「しっとりとした柔らかさ」や「吸い付くような粘り」を生み出します。
調色(カラーリング)のこだわり
見た目のリアリティや清潔感を左右するのが色付けです。
人間の肌に近い色味を再現するために、数種類の顔料を絶妙なバランスで配合します。
最近では、インテリアに馴染むようなパステルカラーや、高級感のあるマットな質感のものも増えています。
工場での熱き製造プロセス
いよいよ工場での量産フェーズです。ここでは「成形」という作業が行われます。
射出成形(インジェクション成形)
熱でドロドロに溶かした素材を、高圧で金型の中に流し込みます。
金型内で素材が冷えて固まると、あのお馴染みの形が出来上がります。

ニュースサイトGIGAZINEより引用
この際、温度管理が非常に重要です。
温度が低すぎると隅々まで素材が行き渡らず、高すぎると素材が劣化してしまいます。
職人や機械による緻密なコントロールが欠かせません。
冷却と脱型(だっけい)
一定時間が経過し、素材が固まったら金型を開きます。
完成した製品が「ポンッ」と出てくる瞬間は、まさに命が吹き込まれる瞬間のようです。
手作業が光る「仕上げ」と「検品」

機械が形を作った後、最後はやはり「人の手」と「人の目」が重要になります。
バリ取りと洗浄
金型のつなぎ目などで発生した「バリ」を、熟練の作業員が丁寧にカットしていきます。
少しでも突起があれば、使用時に不快感や怪我の原因になるため、非常に神経を使う作業です。
その後、油分や汚れを落とすために丁寧に洗浄されます。
厳格な検品体制
「表面に傷や気泡がないか?」
「内部の構造に欠損はないか?」
「(電動アイテムの場合)正常に動作し、異音はしないか?」
これらを一つずつチェックします。
不良品が市場に出ることはメーカーにとって信頼失墜につながるため、検品は厳重です。
【補足】世界から見たアダルトグッズ

今回は、世界で最も大きなアダルトグッズ製造会社の1つである「Doc Johnson(ドック・ジョンソン)」を例にアダルトグッズができるまでを紹介していきました。
実はアダルトグッズって驚くことに、インドやアメリカのアラバマ州など、今でも禁じられている場所が世界に点在しているんです!
それにもかかわらず、人々のニーズは衰えるどころか増加傾向に。
今や年間150億ドル(約1兆6900億円)もの巨額が動く、活気ある産業となっているのです。
まとめ
いかがでしたか?
「隠れてコソコソ買う」アダルトグッズも、今やセルフケアやパートナーとのコミュニケーションツールとして、世界的に見てポジティブに捉えられる時代になってきたと感じます。
その背景には、今回紹介したような、大人のおもちゃを丹精込めて製造する企業の情熱があります。
一つのアイテムが完成するまでのストーリーを知ると、次にその製品を手に取ったとき、また違った感慨を覚えるかもしれません。
技術の進化とともに、私たちの「快楽」の質もこれからもアップデートされ続けていくことでしょう。
最後までご閲覧ありがとうございました。
